ヒプノセラピーとは
- HYPNOTHERAPY -
ヒプノセラピーは、セラピーを受ける方ご自身が、自分の潜在意識に入り「本来の自分」と向き合っていくセラピー。
日本語にすると「催眠療法」ですが「催眠術」ではありません。セラピストは、セラピーを受ける方が安心してより良いセッションを受けられるように誘導する、いわば「ガイドさん」。
セラピーを受ける方に寄り添い、共に今ある問題の根っこの部分に気づいていきます。催眠の中で「悩みの根っこ」を体感すると、人は悩みを解決するために自分自身の行動を変えていくことができます。行動が変われば未来が変わります。
ヒプノセラピーは、自分が望む方向にむかって自ら行動していける、そんな、本来のあなたに元々備わった力を取り戻すためのセラピーです。
※1955年には英国医師会(British Medical Association)が、1958年には、米国医師会(American Medical Association)、米国心理学会(American Psychological Association)も催眠を有効な治療法として認めています。
ヒプノセラピーの種類
個人セッションでは事前にしっかりお話をうかがい、あなたの抱えている問題、お悩みにあわせて「ヒプノセラピーの種類」の中から適切なアプローチを用います。
年齢退行療法
あなたが今抱えている問題やお悩みの原因は、あなた自身が感じているものだけではないかもしれません。
問題やお悩み、心の痛み、抜け出せない行動パターンや心理的な反応の多くは、あなた自身さえ忘れているような、過去の出来事に起因しています。子供の頃、本当は悲しかったけど我慢した、本当はこうしたかった、こう言いたかった… 年齢退行療法では、そんな心の奥に追いやられた記憶に遡ります。幼かった自分自身に会って、その声に耳を傾け向き合うことで、トラウマを癒したり、今ある問題の解決の糸口を見つけるアプローチです。
前世療法
潜在意識のより深い部分にある「前世」の記憶にアクセスし、その記憶に残るトラウマなどから、今ある悩みの原因を見つけ癒していきます。「前世」というとピンとこない方もいらっしゃるかもしれませんが、それが実際にあなたの前世だったかどうかが重要なのではありません。催眠下で見る「前世」は、あなたが今抱える問題に驚くほどシンクロしています。その物語を催眠の中で体験し、自分の行動パターン、思考の癖などに「体感」で気がつく ことで、あなたの人生の課題を明確にし向き合っていくアプローチです。
心身緩和セラピー
心と体はつながっています。心身の病気には心理的要素が大きく影響し、過去のトラウマや感情が病気の原因になっているケースも多くあります。また、あなたの中にいるあなた自身が休息を求めているなど、気づいてほしいメッセージを体を使って訴えていることも。
退行療法や暗示などの手法と組み合わせながら、その病の根本的な原因を見つけて解放し、本来のあなた自身の輝き、豊かさを取り戻します。
悲嘆療法(グリーフセラピー)
亡くなった大切な方(パートナー、親友、子供など)との対話を通し、残された方が前を向いて力強く人生を歩んでいくためのセラピーです。イメージの中で、亡くなった方に生前聞けなかったこと、言えなかったことなどを本音で伝えあい、あなたに必要なメッセージを受け取るなどして、心の整理をつけていきます。このセラピーは、流産、死産、堕胎などで苦しむ女性にも大きな救いとなります。また、行方不明になっている方などとの対話としても有効です。
胎児期退行療法
自分がこの世に生まれる前、お母さんのお腹にいる頃へと退行します。
あなたを妊娠中にお母さんがどんな状況や環境で、どんな精神状態だったか、また胎児だったあなたはそこからどんな影響を受けたかを確認することができます。出産時に心身に受けた「バーストラウマ」を確認したり、お母さんのお腹に入る前の「中間世」に行き、あなたがどうしてこのお母さんを選んだかなど魂の目的を知ることもできます。
フューチャーペーシング
まずは、前世療法、年齢退行療法などで、現在ある問題と向き合いそこに取り組み、癒しを得たあと、少し先の自分の未来を見にいくことができます。
数年後の自分が、どんな環境で何をしているか。そのときどんな気分でいるか。しっかりと癒された状態で潜在意識から浮かび上がってくるその「未来の自分」のビジョンは、将来への光となり、あなたがこの先を力強く生きるための活力となります。
ロマンスセラピー
恋愛、結婚などに対する、自分の思い込みや行動パターンなど健全なパートナーシップを妨げている要因を探り、解放していきます。また、潜在意識下で、納得できない別れ方や、大きな失恋をした相手などと本音でコミュニケーションをとることで、その関係性を整理したり、健全に前に進むための心の整理をつけることができます。状況によっては、前世に退行し、今世にその相手と出会った目的などを探ることもあります。
副人格療法(サブパーソナリティ)
たとえば、タバコをやめたいけどやめられない。不妊治療を続けているうちに、本当に子供が欲しいかどうか自分でもわからなくなってしまった…など、自分自身の本当にやりたいことがわからなくなってしまうことがあります。これは、過去のトラウマ、思い込み、周りからのプレッシャーなど様々な原因が考えられます。副人格療法では、自分の中に存在する、色々な意見をもつ自分自身の分身と対話しながら問題の本質を特定、解消し、本来の調和のとれた自分自身に戻っていきます。